*備忘録*頂上で救護ヘリに遭遇*丹沢・鍋割山へ ~金冷し~大倉尾根*富士登山へ向けてトレーニング

2018年、富士山へ向けてトレーニング第2弾は、昨年より登りたかった、丹沢・鍋割山。初心者でもOKとガイドブックなどには載っているけれど、かなり長い距離を歩くので、超初心者の私達には不安が残りました。という事で、日が長い、今の時期GWなら大丈夫だろう、という事で行ってきました。

2018年4月29日(日)
【この日のコース】
大倉バス停→ 二俣→ 後沢乗越→ 鍋割山山頂→ 金冷し→ 大倉尾根→ 大倉バス停
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大倉バス停よりスタート

早起きして朝8時10分頃に大倉バス停へ到着。大倉へは小田急小田原線・渋沢駅より15分くらい。アクセス良し。

この日は天気が良く、大勢の登山客で賑わっていました。

お手洗いに入ったり、準備体操したり。登山届もここで出していきます。10分後にはスタート。

大倉は鍋割山だけでなく、塔ノ岳への登山口でもあります。

鍋割山方面へ歩くと暫くは里山の風景の中を歩き、やがて林道への入口に辿り着きます。ここから二俣まではしばらく林道を歩くことになります。

ちょっとした森林浴です。日差しが程よく差し込み、とても気持ち良い。

こんな林道を1時間半程歩きます。この先には表丹沢県民の森があって、ゲートまでは車で行けるそう。駐車場もあるので、車を使う人はかなりショートカットできますね。

水の流れる音が心地よい。静かな林道をひたすら歩きます。

やがて二俣に到着。時刻は9時32分。コースタイムより少し早め。

勘七沢を渡り、左に進みます。少し歩くと小丸尾根への分岐。ここを登って行くこともできますが、私達は鍋割山方面へ進みます。

因みに小丸尾根経由でも行けますが、道が分かりにくく急で、道迷いや滑落による事故が多発しており、注意喚起されていました。ガイドブックではこのルートを薦めるものが多いようですが、初心者はなるべく最新の情報を入手して判断した方が良さそうです。秦野ビジターセンターで通行止めの情報なども確認できます。

私達も最初は登りか下山かどちらかで小丸尾根を使おうと思っていたけれど、初めてだし、ちょっと不安だったので、止めておきました。時間短縮はできるみたいですけどね。

暫くすると、また沢を渡ります。本沢を渡ると西沢林道の終点です。この辺りに、水の入ったペットボトルが沢山置いてあります。

これは、頂上にある鍋割山荘が用意したもので、ボランティアでボッカを募っているのです。余力のある人は大きいものを、そうでない人は小さいのを、どうしてもダメそうな人はスルー・・・(;´・ω・)

ケースの中が大分空になってます。もっと早くに登り始めた人たちが持って行ったんでしょうね。

しろくま君は2Lくらいのを、私は500mlくらいのをザックに入れてスタート。ミズヒ沢を横切ればその先から本格的な登りに入ります。

ようやく登山ぽくなってきた。杉林の中を緩やかに登って行きます。

ぐんぐん登って行きます。林道では先を行く人をあまり見かけなかったけど、段々人が多くなってきます。さすがGW期間中だけある。

後沢乗越を過ぎ、尾根道を登ってゆきます。段々苦しくなってくる~(;´・ω・)

富士山が姿を見せ始めました~。ここでテンションが上がる(笑)何故だか、辛くても富士山の姿が見えると頑張れる不思議^^*

だんだん道が狭くなってきました。

相変わらず富士山が綺麗。何度も立ち止まって写真を撮ってしまいました。だからなかなか前に進まない・・・(;´・ω・)

ソーラーパネルが見えてきたら、もう頂上。あとちょっと!

・・・頂上近くで何やらトラブルが発生している模様。人だかりがあり、どうやら心臓マッサージを施しているようです。緊張の一瞬。

その横を通り過ぎ、ようやく頂上に到着。もう12時過ぎ。

頂上ではすでに沢山の人が休憩を取っていました。富士山を眺めながらお昼ごはん。

運んできたお水を、鍋割山荘に置きに行きます。これで帰りがちょっと楽になるかな?鍋焼きうどんを求めて、既に沢山の人が並んでいます。

しろくま君が注文しに鍋割山荘の中へ入ってる間、私は場所取り。富士山の見える特等席は、既に人で一杯だったので、空いてる場所を取ったのだけど・・・

これから救護ヘリが来るので、この辺りはどいてくださいと言われ・・・??え?もしかして、さっき見た心臓マッサージの人の・・・?

とにかく場所を移動。するとしろくま君が山荘から出てきて、「救護ヘリが来るからしばらくの間、オーダーストップになった」と。

そうこうしているうちに、遠くから爆音が聞こえてきます。段々とヘリが近づいてきてぐるりと旋回。物凄い風で砂が巻き上がります。

辺り一帯、物凄い風。一度、救護隊員を下ろし、ヘリは去っていきました。その後準備が整ったのか、再びヘリが戻ってきて、救護隊員と病人を収容し、爆音と共に去ってゆきました。

山での救助って、こんな風にするんだ・・・。助ける方も命がけ。一歩間違えば2次災害に繋がるものね・・・救護された方はその後、無事だったんでしょうか・・・

鍋焼きうどんの方はその後、オーダー再開したらしいけど、これから頼むのでは時間的にちょっと厳しい。鍋焼きうどんは今回はお預け、という事で、予備で持ってきていたおにぎりをささっと食べて、頂上を後にすることにしました。なにせ、初心者、下山にも時間がかかるのです。

時間は既に、13時過ぎ。なんだかんだで、1時間近くいた事になります。名残惜しいけど、先を急ぎます。その前に、しつこく富士山を撮るww

今回は鍋割山稜を金冷しまで歩き、大倉尾根を下って下山することにしました。標識、右方向に歩いていきます。

この稜線、好きかも~♪地味に続くアップダウンがキツイけど、景色が綺麗だし、風が心地よい。休憩はしたものの、頂上まででかなりヘバッっているのに、登るのは辛い。

しかし、登ればそこには素敵な眺望が・・・そしてまた下る。辛い・・・(;´・ω・)でも、こんな感じの道が良い。


そうこうしているうちに、小丸分岐。13時55分。頂上を出発したのが13時過ぎだから、1時間近くかかった模様。
標識の向こうに立っている年配の女性2名、ちょっと迷ってそのまま真っすぐ木立の方へ歩いていきました。小丸尾根から降りるんですね。道がありそうに見えない。分かりにくい分岐のようです。

私達は金冷し目指してひたすら前進。少し行くと大丸。

14時21分、ようやく金冷し到着。鍋割山頂上から約1時間半かかった~。しかし、まだまだ先は長い。明るいうちに、バス停まで行けるのか・・・

ここを登れば、30分くらいで塔ノ岳まで行けるようなので、行ってみたい気もしました。でも、平地を30分歩くのとはわけが違う。別の機会にチャレンジしよう。

展望が開けます。ここを下りれば、立花山荘。そろそろトイレに行きたい。

14時42分、立花山荘到着。トイレを済ませて、休憩。ここからも富士山が綺麗に見えます。

かき氷の幟に惹かれて、いちごのかき氷を食す。美味しい~!今まで食べたかき氷の中で一番かも!?(笑)

しばしの休憩の後、先を急ぎます。もう死にそう・・・(;´・ω・)しかし、この展望に癒される。

大倉尾根は、長く続く単調さのせいか、通称バカ尾根と呼ばれてますが、私は結構好き。・・・と言っても、下りだけで、登りには未だ使った事ないけど。

確かに長い・・・。まだなの?と何度も思うほど、長く単調。でも、展望が素晴らしいし、よく整備されていて、安心できます。

15時17分、天神尾根分岐?かな?

まだまだ続く。もう足が棒のよう・・・。

大倉尾根には山小屋が沢山あります。堀山の家、到着。15時30分。

ここでも、ちょっと休憩。沢山の人が休憩してました。

お次は駒止茶屋通過。休憩なし。15時53分。

まだまだ続くよ~(;´・ω・)早く終わって~

16時24分、見晴茶屋通過。かなり降りて来たはず。

この後少し行くと、道が二手に分かれてました。どちらも後で合流するらしい。もう疲れてるので、下る方を選ぶ。左の道を行きました。

16時43分、観音茶屋を通過。もう、ほぼほぼ閉店?

窯が見えてきました。オフロードバイクがとまってる。

舗装道路にでました。ここを真っすぐ行けばすぐ大倉バス停のはず。

17時02分、バス停まであとちょっと。ようやくここまでおりてきました。疲れた~(;´・ω・)やはり、大倉尾根は長い。今日は下りで使ったけど、登りはキツイだろうな・・・。無事、降りてこられて良かった♪

あと書き

念願だった鍋割山登山。お天気も良く、富士山も見る事ができて満足でした。ただ一つ、残念なのは、名物・鍋焼きうどんを食べられなかったこと。今回は不測の事態もあり、仕方なかったのですけどね。今度は紅葉でも見に登りつつ、食べに行きたいです。

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