*備忘録*明神ヶ岳~金時山縦走*富士登山に向けてトレーニング

2018年6月2日(土)、大雄山最乗寺にある登山口からアクセスして、明神ヶ岳から金時山まで歩いてきました!金時山は中学生の頃、学校の行事で登って以来。あの時はガスってなにも見えなかったけど、今回は如何に?

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コースタイム

【2018年6月2日(土)】

大雄山鉄道・大雄山駅 08:10 → 最乗寺 08:22 → 見晴小屋 09:49 → 明星ヶ岳・明神ヶ岳分岐 11:30 → 明神ヶ岳山頂 11:37 → 火打石岳 13:23 → 矢倉沢峠 14:30 → 金時山山頂 15:30 → うぐいす茶屋 16:40 → 金時山登山口 17:00 → 仙石バス停

お山歩記録~小田急・小田原駅からスタート

元々は金時山まで行く予定ではなく、明神ヶ岳・明星ヶ岳だけに行くつもりでした。金時山まで行ける事はわかっていたものの、距離が長いのでちょっと私達にはムリかな・・・と思っていたのです。結果的には歩いてしまいました。

金時山への登山口はいくつかありますが、明神ヶ岳・明星ヶ岳に行く予定だった私達は、南足柄にある最乗寺からの登山口を目指し、そこから登り始める事にしました。

最乗寺へ行くには小田原から出ている、伊豆箱根鉄道・大雄山線に乗り、終点の大雄山駅まで行き、そこから更にバスに乗ります。

小田原から大雄山駅まではおよそ20分くらい。のんびりとした路線を走ります。

最乗寺は有名なお寺なので参拝客も多く、バスの本数も多いです。終点の道了尊までは10分ほど。また、終点まで行かず、途中で下りてハイキングコースを歩いて行くこともできます。ハイキングコースの天狗の小道は紫陽花で有名。紫陽花の季節に歩きましたが、素敵なハイキングコースです。

8:22頃、最乗寺に到着。参拝客にはまだ早い時間なのか、人がいません。左手の橋を渡ると登山口ですが、私達はまず右の階段を登り、最乗寺へ向かいました。しろくま君が御朱印を貰いに社務所まで行くから。

最乗寺は大好きなお寺で、もう何度も訪れてます。一番最初に来たのは初詣。沢山の人が訪れていました。

全く人がいない。とても静か。静謐な空気が流れています。

境内に入ると参拝している人がちらほら見えました。私達もまずは参拝。今日の山歩きの安全を祈って。

しろくま君が御朱印を貰いに行っている間、私はトイレなどへ行って身支度を整えます。

最乗寺は天狗のお寺として知られています。境内には奉納された、天狗の下駄が大小沢山あります。この高下駄は中でも特大ww この下駄の奥に、登山道に続く道があります。

御朱印を頂いたしろくま君が戻ってきたので、早速歩きはじめます。時間は8:49頃。

先程の入口左手から入る登山口と合流します。

入口に、ハインキングコースとあったけど、そんなのんきな感じの道ではありません~。結構荒れた感じの歩きにくい道が続きます。眺望もないし、つまらない~(;´・ω・)

因みに最乗寺からの登山口はもう一つあります。最乗寺の一番奥、奥宮からも登れますが、こちらは正規ルートではないとの事。

あまり人はいなく、後ろからやってきて私達を追い抜いた2人組があったきり。あまり使われていない登山道なのかな?

2度林道を横切ります。

ずんずん登って行くと、ようやく見晴らし小屋へ到着。9:49頃。登り始めて1時間。

壊れかけた小屋がポツンとあるだけ。中をのぞいてみると荒れてました。

見晴小屋と言うくらいだから、眺望があるのかと思ったらちょこっとだけww 椅子があったので腰かけてチョコレートなど食べて10分ほど休憩。

ここから先も、ひたすら樹林帯の中を歩きます。

見晴小屋から15分ほど歩くと、樹林帯が途切れ、草が生い茂った場所に出ました。

この辺りはやたらと蝶々が飛んでいました。モンシロチョウやら、黒いひらひらしたレースのような蝶が沢山!ずっと地の底のようなところを歩いてきたので、不思議な感じ。

蝶々と戯れながら歩いていると、頭上にお化けみたいなお花が・・・

ふと下に目をやると、神明水と書かれたプレート。チョロチョロと水が湧き出ていました。少しだけ口に含んでみました。お腹は痛くならなかったので、飲める水なのかな?

ここから更に登って後ろを振り返ると素晴らしい眺望が。

ところどころに滑車のような残骸が点在していました。調べてみると、以前大雄山~明神ヶ岳ロープウェイ架設の計画があったらしく、途中で頓挫、その際遺棄されたものらしいです。

地味な登りは延々続き、なかなか疲れました。しかし、振り返ると遠くに街並みと海がキラキラ光って見える景色は素敵でした。下界は青い空が広がっています。前方を見やるとちょっと黒い雲が・・・明神ヶ岳山頂では、富士山見えるかな・・・

10:53頃、地味な長い登りを終えると、草原地帯から湿った土の樹林帯に入ります。ここも土が湿って歩きくい。木の根っこがえぐられたような道が続きます。

11時30分ころ、明星ケ岳と、明神ヶ岳の分岐に辿り着きます。この時点では明星ヶ岳にも行くつもりだったので、まずは明星ヶ岳へ行ってからまたここまで戻ってくるのかな?・・・なんて言いながら明神ヶ岳方面へ進みます。

11:37頃、明神ヶ岳山頂に到着。

左手眼下に箱根の街、見上げれば、神山、駒ケ岳、大涌谷の噴煙が良く見えました。雲が多いのがちょっと残念。しかし、大パノラマです。

山頂にトイレはありません。テーブルと椅子がいくつかあり、既に沢山の人が休憩しています。私達もお腹がペコペコなのでそそくさとご飯の用意。今日はカレー飯ww

ずっと前方に目をやるとぼこんとコブのような特徴的な形の金時山が。しかし、その向こうに見えるはずの富士山は残念ながら雲にかくれて全く見えず・・・晴れていれば、金時山の向こうにどーーんと富士山が見えるのに。

ここでしろくま君が分岐の立て札をみながら、「金時山まで130分だって。行けそうじゃない?」と言い出す。今の時点で12時20分だから、多めに見積もって15時過ぎには着くはずだから、それから下山しても16時半過ぎくらい。。冬ならともかく、陽も長いし、迷うような山でもないだろうから・・・明星ヶ岳は辞めて、金時山、行ってみる??となり・・・

そう話が決まったなら、そそくさと撤収。12時30分ころ、明神ヶ岳を後にしました。矢倉沢峠・金時山と書かれた標識に沿って、素晴らしい景色を眺めながら稜線を歩きます。
左手に神山、駒ケ岳、大涌谷の噴煙、前方にはこれから目指す金時山。
雲がなければ、その向こうに富士山が見える・・・・いやーー、ここはまた、富士山の見える日に歩きたい!

やがて道は段々と下り坂になり、見晴らしはなくなりました。13:10分頃、金時山まであと110分の標識。先を急ぎ、13:23分、火打石岳という地点を通過。金時山まで、あと95分。樹林帯の中を歩きます。

やがて両側が背の高い笹に囲まれた道にでます。ここから先、アップダウンを繰り返しながら、ずっと笹でかこまれた道を歩き続けます。かなりのアップダウンだけど、歩きやすい道。この笹はハコネザサという種類らしいです。

とにかく延々とこの道が続くのですが、他では見た事のない面白い道ですね。やがて展望がひらけ、また金時山がその姿を現します。段々と近づいてきています。

ずっと遠くまで続く、ハコネザサの小道が見えるのも面白い。人が歩く道筋だけがぽっかりと空いて見えるんだもの。

矢倉沢峠はどこなのかと目を凝らせば、何か小屋のようなもの
が見えたので、きっとあのあたりだろうと、先を急ぎます。矢倉沢峠まであと20分の標識。

14時30分頃、ようやく矢倉沢峠らしき地点に到着。仙石原との分岐のようです。遠くから見えた小屋は
うぐいす茶屋という茶屋だったよう。ここでトイレを借りて、ちょっと休憩。この小屋の?先に金時山への道がありました。
ここからあと45分くらいだそう。

14:40頃、金時山頂上を目指しスタート。しばらくは比較的歩きやすい道が続きます。

振り返ると箱根の街と芦ノ湖が見えてきました。アップダウンを繰り返してきたので、今までも箱根の街は見えていたけど、いよいよ芦ノ湖が見えてきたという事は、標高が上がってきたって事。あとちょっと、がんばる!

だんだんとガレ場になってきます。あるきにくい。

途中、金時神社方面への分岐を通過。さながらフィールドアスレチックのような岩場を過ぎ、15:30頃ようやく、金時山山頂に到達。つかれたーー。当初予想していた時間より、ちょっと遅め。

頂上は思ったよりは広くなく、数組のパーティーが休憩していました。こんなところに犬が!すごいな、登ってきたの?
見晴しは相変わらず雲が多く、芦ノ湖方面は良く見えるけど、富士山はさっぱりでした・・・残念!

うーーん、でも、私が中学性の時に遠足で登った時よりは全然マシ。あの時は真っ白けで全く何も見えなかったんだから!
贅沢は言うまい、と自分に言い聞かせ、記念撮影をして、かき氷とコーラを購入して疲れを癒します。コーラの炭酸がやけに美味しく感じる。

山頂には金時茶屋があります。金時娘は・・・見当たらなかった。

トイレを済ませ、16時過ぎには下山開始。時間も時間なので急ぎます。途中、金時神社方面へ行くか、来た道をピストンか迷ったけど、バスの本数が多い、仙石バス停を目指すため、ピストンで下りました。さすが下りは早い。16:40頃にはうぐいす茶屋まで戻ってきました。

仙石原方面へずんずん降りて、17時過ぎ、金時山登山口に到着。

ここから先は別荘地のようで、舗装された道が続きます。

ここを左に曲がればバス停です。

乙女峠登山口もここからすぐなんですね。

17時15分、金時登山口バス停に到着。ローソンがあります。このバス停からバスに乗っても良かったんだけど、その先の仙石バス停の方が便数が多いらしいので、ちょっと歩いて仙石バス停まで。

仙石バス停までは歩いて5分ちょっとくらい。丁度、17時27分のバスがあるらしく、少し遅れて来た小田原行きのバスに乗れました。
時間も少し遅かったからか空いていて座れ、このまま小田原まで寝て帰れる~。乗車賃1000円は高いけど、この疲れ切った身体、座って小田原まで行けるなら安いもんです。殆ど他のバス停にも止まらず、1時間もかからず18時15分頃には、無事、小田原駅に到着しました♪

あと書き

思いもかけず、金時山まで行ってしまいましたが、行って良かった。距離が長いので無理かと思ったけど、それほどでもなく、なにより明神ヶ岳~金時山までの道は眺望がすばらしく、また晴れて富士山の見える日に行ってみたいです。ハコネザサに囲まれた道も面白く、飽きません。金時山は中学生の時に登ったきりで、また是非登りたいと思っていた山。大人になって登ってみて、金時山単体だとちょっと物足りない印象だったので、明神ヶ岳とセットで登ってちょうど良い、という感じです。

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